-Night tales of Spinning Stars-


見えない世界の物語


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おとぎ話の向こう側。
いつかどこかで紡がれた、遠い昔の物語。次元を超えて、今と未来を繋ぎ留め、今日も星の光を紡ぎ続ける。 。。。という、どっかで聞いた事のある、いわゆるひとつの「物語」です。

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第一章を終えて。
2010/02/08 22:14

前回のお話で、「エウリーチェ」としての過去生のお話は、とりあえず終わりました。
これから、エウリーチェの魂の活動はマーシアに引き継がれて、
引き続き転生を続けていく事になります。

ちょっと振り返ってみるとね、
や、キツかった。(笑)
これを書くために体調を崩す事数回。orz
頭の中で過去が再現される度に具合が悪くなり。。
お話として書くって決めたら、上からだーっと降りてくるでしょ。。
辛いんだけど、書くならもっと細部まで分からんと書けないじゃん。
もっと降ろせよ。と上に要求すると、
「もういいよ。もうこれ以上しなくていいから(ノ◇≦。)」
って、上ジェレミー君に泣かれた事もありました。
。。。だって、こんな少ない情報じゃ。。書けないんだから仕方ないじゃん。。orz

とはいえ。
全部を書いたわけではありません。(爆)
誰でも見られるブログに書くには、あんまりだろうそれは。
という内容が多すぎるんですよ。(死)
エウリーチェのような女性性の魂と、男性性が一体化をするために、
かなりえげつない方法を取ったり、言われたりしていましたのでね。
そのまま書いたら性犯罪を助長するようなもんだろ。(爆)
というわけで、表面だけさらっと。。。(笑)

書いてる間にも、エウリーチェの解放ワークは続いていたわけです。
新たな事実が分かるたんびにね。ひとつずつ解放していきながら。
酷い事をされたと、被害者意識がものすごく強かったんだけど、
実はね、それでも私は、彼らを愛していたんだよ。
って、自分で認めることができたら、ものすごく楽になりました。
そこから、だいぶ変わったね。(笑)

認めたら認めたで、今度はこの「無条件に惹かれる」のにどう対処すりゃいいのよ。orz
という新たな課題が出てきたりして。
正反対の性質を持つ者同士って、どうしても惹き合うんですよ。
お話に書いた「彼」のように、男性性の性質が強い魂と、エウリーチェのように女性性の強い魂がくっつくと、何が起こるかっていうと、最終的には、

核融合爆発が起こるわけです。(爆)

要するに作業工程としては、(笑)
エウリーチェの中に男性性のエネルギーを注ぎこんで、彼女の中で融合させるんですよ。
彼女の持ってるエネルギーと同等の、正反対のエネルギーを注ぎ込んで。。
自分の持ってる女性性エネルギーと、注がれる男性性エネルギーが同量に近づけば近づくほど、「臨界点」に近づくわけです。
その間に新たに発生するエネルギーを取り出して、魂の形にするわけですが。
もうねぇ。。めちゃくちゃ胸が痛いんですよ。一日くらい痛みと違和感が引かなくて。orz
一度再現されてしまいましてね。。ほんの数分だけど。(死)
臨界点寸前でやめてもらいましたが。。。orz
いや、そうしなきゃマジで吹っ飛んじゃうじゃん。
魂の欠片も残らないよ。。。核融合で吹っ飛んだら。(爆)
後で上ジェレミー君に、有無を言わさずヒーリングポッドに突っ込まれました。orz

でも今回お話に書いた状況では、
そのぎりぎり臨界点の部分のエネルギーが欲しかったらしくてね。
お話にもちらっと書きましたけど、
エウリーチェの前に同じ工程をやろうとした女性性の「奥さん」が、
臨界点越えちゃって、吹っ飛んでしまった。
。。。。らしいんですよ。どうも。
それでエウリーチェの時は、臨界点越えないように、
「彼」はものすごく慎重だったようです。
臨界越えなくても、魂は相当なダメージなんだけどねぇ。。。あんだけ痛いんだから。orz
その当時はもう、吹っ飛んでしまった奥さんと、エウリーチェくらいしか、まともに動ける女性性の魂って、いなかったらしくて。
それで、「エウリーチェが最後のチャンス」っていうのが、ずっと降りてきていたんだな。

エウリーチェと上ジェレミー君だと、元が同じ性質なので、
核爆発なんて起こらないんですが。(笑)
なのでこれは、くっつく相手が正反対の性質の場合に限られると思うんですけどね。
しかも、純粋な極と極である場合に限られる、と思います。
普通に男性性も女性性も持ってるツイン同士がエネルギー交換しても、
核融合なんて起こりませんから。(笑)
特殊なんですよ、エウリーチェみたいな人たちって。

魂が相当傷ついて、まともに動けなかったアリスレイアさんの場合だと、また違う方法で魂産まされたり、していたようですが。

ま、理論的にはそんな状況があって、それこそ命がけの状況の中で、
感情的には「好きでもない男性とくっつかなきゃいけない」というのがあり。
色々と複雑だったのですよ。(笑)

それでも、7話を書く頃になると、感情的にもだいぶ整理されてきて、
お話を更新する時にも大きな体調の崩れはありませんでした。

でもねー。。こうして書いたことで、「産む」過程におけるトラウマの解消は出来たものの、
産んだ子供に対する感情整理が、まだ全然出来ていなかった。
エウリーチェは、産んだだけで育てた経験はゼロ。
要するに何も出来なかった、育てる事も守る事も出来なかった、
っていうのがあって、それがそのまま、マーシアに引き継がれていた。
これは三次元の私にも影響大でして。。。orz
自分の子供を愛せない、育てられない、っていう風になっていたんですよ。
子供と一対一になるとね、ものすごく追い詰められていた。
いつか三面記事に載るんじゃないかって、自分でも思うようになって、
やっと外からの助けを借りて、私も息子も解放された、ってのがあったんですが。

数日前に、またちょっとしたきっかけで、このトラウマが蘇ってしまって、
ハートチャクラに大ダメージ食らって、ちょっと倒れてしまいました。orz
いや、参ったね。
励ましてくださった皆さん、ヒーリング送ってくださった方、本当にありがとうございます。

大元の原因がエウリーチェなだけに、生んだ側と生まれた側で、許しや和解が出来れば、
一番いいのかもしれないけれど、そううまく行くものでもないのよね。

「見えない」って人もいるから。

そういう、エウリーチェがいる「分離の次元」が見えないって。
でもエウリーチェは確かにいる。
要するに多次元構造の、分離していない部分しか見えていないんだよね。
隣り合わせの次元が見えていない。
私にも見えないよ。「分離していない次元」っていうのは。(笑)
想像は出来るけどね。

男性性と女性性の両方を持つ人には、想像が出来ないんだろうね。
男性性しか持たない、女性性しか持たない人ってのが。

見えないことが悪いわけではなくて、見えないからといって、
「あるんだろうけど、見えないから理解できない。分からない」
ではね。
こうして実際に分離の世界で生きてきたエウリーチェや、
その過程で生まれた子供たちの傷は、そんな態度では癒されないんですよ。
うん。別にそういう人に何かを要求するわけじゃないんだけど。(笑)

別に見えなくてもいいんですよ。
ただね、
少しでもアセンションを支援する立場である人の場合は、
こうした分離の次元を理解する努力は必要だと思う。
だって今、私達が住んでる世界が、すでに分離の世界。分離の次元ですよ。
男性性と女性性に分かれた世界に来ていて、
そこで、「ワンネス」とかみんなひとつになりましょうとか、
統合やらを目指そうとか言うのであるならば、
私が書いた分離の世界を、少なくとも理解はして欲しい。
それが理解できなくて、アセンションなんて可能ですか?

そもそもアセンションて何ですか?

分かれたものがひとつになると、次元上昇するんですよ。
エウリーチェはカルマを解消したら、上ジェレミー君と一体化する事が出来ました。
完全にひとつになった感覚があって。
そういうときの二人は、ものすごい高い次元にいるんですよ。
大天使よりも高い次元にね。
分離して何をしたかったのかって、要するにそういうことです。
もっと高みを目指したかった。
そういう事だと、私は思うんですよ。

その為にみんな、分離の世界である地球に降りてきてる。
もちろんそれだけとは限らないけど。
なんかね、ものすごく高いところに行く為には、
一度、ものすごく低いところまで落ちなきゃいけない。
。。。ていう法則がね、見えるんですよ。私には。
ただ、低いところに落ちたはいいけど、そのまま上がってこれるとは限らない。

そのための支援でしょ?
そのためのアセンションでしょ?
そんな大層な事はしたくないですか?(笑)

でもね、正直に言わせてもらうと、
そんな分離の感情も分からない人に、アセンションの支援が務まるとは思わない。

自分自身の向上だけを目指すなら、別にそこまで考えなくてもいいのだけど。
それは私の仕事じゃない、私には関係ないと思うのなら、それでいいんだけど。
少しでも他人の支援を考えているのならね、

分離の元凶がちょっと見えたくらいで、ビビッてんじゃねぇよ。



とまぁ。
最後は結局、口の悪いことで終わってしまいましたが。(苦笑)
ごめんね。
とにかく言わなきゃ、前に進めない性格でね。
こうやって友達を無くしていくのよねぇ。。。と、この前もぼやいていたんですが。(苦笑)

そういえば、この話を書くかどうしようかって悩んでいた時に、
上ジェレミー君がこう言っていた。

「闇に葬ったままでいいんですか?」
。。。むしろ闇を光に晒してもいいんですか?(笑)と言ったら、
「解放される時が来たという事ですよ」

分離の元凶になったことで非難を受けるなら、私も一緒に受けるよ。
同罪だもんね。
と上ジェレミー君に言ったら、泣き付かれて、
二人で号泣していた事もあった。

自分がどん底にいる原因が分からないまま、苦しみ続けるのは本当に辛い。
「準星」のシリーズを書いている時は、本当に辛かったから。
私は知ってよかったと思ってるよ。
原因が分かれば対処の方法を考える事もできる。
同じ境遇の人に、せめて祈る事くらいは出来る。


これらの事が私に降りてきてから、mixiの日記などで色々と聞いてくださった皆さん、
本当にありがとうございました。

私の日記に毎日付き合ってくれた人、
毒出しのはけ口になってくれた人、
気付きのきっかけになってくれた人、

みんな、本当に本当にありがとう。


話を聞いてくれた人に、
私と同じ立場の人に、
私を愛してくれた人に、
私が生み出した全ての人に、

「分離の次元」にいる全ての人に、

みんな愛してるよ。
本当に愛しているよ。

みんなありがとう。


ずっと愛しているよ。



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【星紡夜話】7 転生
2010/02/05 00:03

彼が掴んでいた白い手が、
体が、顔が、その瞳が、
光の破片となって砕け散った。

後に現れた、魂の核となる石を、闇に飲まれる寸前で、彼は掴んだ。
彼が手のひらをそっと開くと、緑の石はボロリ、と崩れた。


手元に戻った妻の魂を目の当たりにして、エウリーチェの夫は愕然とした。

……なんだこれは。

予想を遥かに上回る損傷。
何が起きたのか想像はついた。

極と極を臨界点寸前まで融合させた結果がこれか。

彼女の魂は崩壊寸前のところで拾われた。
少し遅ければ、粉々となって拾うことも困難だったろう。
こうして大方残っていることが奇跡。

夫は震える手で、妻の魂を培養ポッドに入れた。

やがて形になって現れたのは、小さな赤ん坊の姿。
……夫は愕然とした。
何故、同じ姿で再生されない?
培養槽から取り出した赤ん坊の目を見て、更に夫は驚く。

青い瞳。

この子は妻には違いなかった。
赤子から感じられる波動は、妻と瓜二つ。
だが、何故姿が違う?
何故波動を落として生まれ変わるのだ。

エウリーチェはどこだ。

夫は知る限りの範囲に氣を張り巡らせた。
妻の気配を捜して。
手の届かない闇の中に、気配はあった。

闇の中に漂うように横たわる、妻の姿。

エウリーチェ。
戻っておいで。エウリーチェ。

夫は必死で呼びかけた。
だが、彼女は答えない。
その瞳はぼんやりと闇を見つめたまま、夫の声が聞こえないかのようだった。

エウリーチェ!

叫んだ夫の胸に流れ込んできたのは、

絶望、悲哀、苦痛、孤独、……そして拒絶。

もうこんな事は嫌。
もう、あなたの元には帰れない。
私はもう……

……エウリーチェ!
もういいんだ。
もう終わったんだよ。帰っておいで!
……必ず戻ると言ったじゃないか。
エウリーチェ!

闇の中の彼女に触れようとしても、夫の手は届かなかった。
絶望する夫に、闘将は呟いた。

「……彼女のせいじゃない。
 この「仕事」の為に、彼女は自分を捨てて俺を受け入れてくれた」
「そう仕組んだのは君じゃないか!」

両極のエネルギーを、彼女がこうなるほどにまで混ぜる必要があったのか!

あったのだ。
理解してはいても、自分の半身を失うかもしれないと追い詰められた感情は、
彼を責めずにはいられなかった。
彼女の夫は感情の発するままに彼を責めた。


壊れて帰ってくるなら、いくらでも再生してみせる。
少しでも君を拒否して、壊れてしまったのなら、まだ救えたのに!
たとえどんな姿になったって…僕のことを覚えていてくれればそれで…それで元通りになったのに!

だが今回のは何だ!
僕のことを忘れた上に、
自ら壊れて、ロストだなんて!

……思い出したからだ。
お前を思い出したからだよ。

だったら戻ってくればいいじゃないか!
どうして戻らない!?
手を差し伸べているのに、自ら遠ざかるなんて!

……落ち着け。
とにかく彼女を維持するのが先決だ。
お前と繋がれないのなら、ひとまず彼女に俺のコードを繋ぐ。
彼女が安定するまではそれで…

断る!

君と繋がるところを散々見せられた上に、
今度はコードを繋ぐだと。
もう沢山だ。
これ以上はもう沢山だ!

…失うほうがいいのか。


彼の言葉に、夫は喉が詰まった。

彼と直接ツインコードを繋ぎ続ければ続けるほど、
ツインフレームとしての絆を深め続けることになる。
それは本来のツインとの縁が薄れていくことを意味する。

彼女は自ら、ツインコードを切ってしまったのだ。
再び彼と繋げば、ツインの元に戻ってくる可能性はゼロに近いと思われた。


失いたくはなかった。


もう言葉が出ない。
彼女の夫はうなだれていた。
自らの半身を失う喪失感で体が震えた。

魂を維持するために彼とコードを繋いでも、
それを拒否して繋がなくても、
夫は愛する妻を失うことになるのだ。

いや。
こうなる事は分かっていた。
彼女が彼を愛さなければ、新たな魂を生み出すことは出来ないと分かっていた。
それでも、思い出してくれれば。
自分を思い出してくれれば、必ず帰ってきてくれると思っていた。
そう約束した。


……約束したじゃないか…エウリーチェ…


うな垂れる夫を前にして、彼は小さく呟いた。

「俺も失いたくはない」

彼の言葉に、反応する感情があった。
胸の奥から湧き上がる憎悪の念を押さえ込むように、
エウリーチェの夫は奥歯を噛み締めた。


赤ん坊の泣き声で、彼女の夫は我に帰った。
回復槽に寝かされている赤子を振り返る。

この子は彼女の魂の一部。
「エウリーチェ」として再生することを拒み、
新しい命として生きることを望んだ魂。

エウリーチェの魂の記憶を全て受け継いで生まれた赤子は、
夫の腕に抱かれると、激しくもがいて泣き出した。
赤子の姿が不安定に揺れる。

赤子の青い瞳の中に、夫は大きな「矛盾」を見つけた。
夫を拒絶するエウリーチェの感情が、この子を不安定にしている。

拒否しているから、コードを繋いで安定させることも出来なかった。
そこで夫が取った手段は、赤子の記憶を操作することだった。
 
彼女が心を無にして愛した彼を、夫にすり替え、
他の男性性と交わったという記憶をすべて消した。

処置が終わると、赤子は夫の腕の中で、安らかな寝顔を見せるようになった。

この子の魂が癒されれば、きっと、エウリーチェにも手が届く。
きっと帰ってくる。

悲しみと愛慕をこめて、夫は赤子を抱きしめた。


「名は何とする」
彼に問われて、エウリーチェの夫は静かに答えた。
「……マリア」
「……そうか」
彼は一瞬だけ目を伏せた。
「マーシャと呼んでいいか」
彼が選んだ愛称の、末尾の響きが癇に障った。
しばらく間をおいて、感情を整理しながら、夫は声を絞り出した。

「……いや、『マーシア』だ」


夫の腕の中で、小さな赤子は微かに笑みを浮かべた。



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メイシン、金髪になる。(爆)
2010/01/30 04:41
つい先日のお話です。

実はですね。
お話を亀の歩みで書いている間に、マーシアがセレシア・マネーレでカルマの解放ワークをしていたんですが。
。。。えぇまだ色々とあったんですよね。orz
マーシアのカルマ、ほとんどがエウリーチェと同じものでした。(死)
で、その作業が終盤に差し掛かったかな?と思った頃に、メイシンに繋いでみたら、こんな事になっていた。



ソル・アスールのおうち。
いつもの様にメイシンとユリウスが寝室で寝てたんだけど。

朝、いつものようにユリウスが目覚めると、
横に金髪のおねーさんが寝ている。(爆)

ユリウス、しばらく彼女をじーっと見て、心当たりを考えていたらしいが(考えるなww)
マーシアではない。
彼女の髪を掻き揚げて、顔を覗き込んだユリウス、ボソッと呟いた。

「。。。メリッサ?」(←メイシンの過去の名前w)

「。。。は?」
呼ばれて、彼女が目を覚ます。
ベッドの上に座ってぼけーっとしていた彼女。てか、メイシン。(笑)
自分の髪の毛を見て。。一気に目が覚めた。(爆)

「。。うわあぁぁぁっ!! なにコレっ!!」
「俺が聞きたい」
大騒ぎするメイシンの横で、ユリウスいたって冷静。(笑)
「本来の姿に戻ったんだろ」
「えぇーっ!? なにそれっ!? やだーーーーーっ!! あたし黒髪がいいんだもんっ!!」
メイシン、半泣き状態で叫んでいる。。 
「あれは過去の姿なんだろ?」
「でもアレが好きなんだもんっ!!
 こんな天使みたいなのやだーーーーー!!泣き顔

。。。いや、アナタ充分天使系ですから。orz(←本体ツッコミ)

「あんた平気なの!? あたしの姿変わっても!?」
「お前、『佐守』の俺と今の俺と、どっちが好きだ?」
「。。。ぅ。。。両方。。。」
「俺も同じだ。姿が変わっても中身は変わらんからな」

。。。「中身変わらん」と言われて、ちょっと傷つくのは何故だろう。。orz

「ああぁぁ。。泣き顔せめてコレ、ストレートにならんかなぁ。。泣き顔
と、ドレッサーの前に座り込んで、べそかきながらふわふわの金髪を引っ張り続けるメイシン。(笑)
「ストレートパーマでもかけるか♪」
「簡単に言うなっ!!」
面白そうに後ろから覗き込んでたユリウスを、キーッむかっ(怒り)と文句言いつつ振りかえるメイシン。(笑)



。。。こんなん降りてきましたけど〜。。orz
いやちょっと。。。妄想かも。。と思ってカード引いたら、
「真実」だってよ。。。はははははは。orz


そんなわけで、メイシン、金髪のおねーさんになりました。(笑)
実はコレ、メイシンの魂本来の姿らしい。
今までの黒髪ストレートっていうのは、実は過去の姿だったんです。
恐らく、中国あたりに転生してた頃の姿。
今の金髪は、ユリウスが「メリッサ」と呼んでいた通り。。「みなもの光」の「灼天子」のお話に書いた、「戦闘天使」時代の姿に近い。らしい。
多分あれ、メイシンの魂が生まれたばかりの頃の過去生なので、
この金髪天使が本来の姿なんでしょう。。。


で、その後どうしてるのかと繋いだらこんな感じだった。


メイシン、ふわふわロングの金髪がうっとうしいのか、後ろで一つにまとめてる。
服はいつもの、シンプルで活動的なスタイル。
タイトなパンツに、身体の線がぴったり出るトップス。
朝からぶ〜たれた顔で不機嫌なメイシン。(笑)

ユリウス、そんな彼女をじーっと見ている。
「。。。なに?」
メイシン、じとーんと横目でユリウスを睨む。
「服買いに行くか?」

。。。。絶対言うと思ったんだよ。。。orz

「いいよ!これで間に合ってるから!」
「その顔にその服は合わんだろう」
「合わなくてもいいんだよっ!あたしはこれが好きなのっ!」
「いや、こういうのは着る側より見る側の美観が重要なんだ」
「変な理屈こねるなっ!!」
「丁度買出しに行くついでがあるから、一緒に買ったらいいだろ」
「あーそー。じゃあ1人で行けば?」
「。。。。。。いいのか?」

にや〜り。

ユリウスの顔が。。。なんともいえない含み笑いに。。。。orz

途端にメイシン、血の気が引いた。(爆)
放っといたらとんでもない服買ってくるに違いない。( ̄▽ ̄;)
フリフリとか、ゴスロリとか、スケスケのレースとか。。。(おい)

「。。。。。わかったよ。。。。行けばいいんだろ、行けば。。。orz」
メイシン、観念してぐったりうな垂れた。(笑)


。。。なんかね。ユリウスって服にうるさいのよ。(笑)
以前、下の私の服買うときもそうだった。(爆)
シックなグレーの服を見ていたら、ユリウスが後ろから、
「お前はもっと明るい服着ろよ」と言い出し。
「そっちよりこっちがいいだろ」
「お前はピンク着ろ。ピンク」
ってツッコミ入れに来て。。。結局、買わされたんだよねぇ。。。
淡いピンクの。。。レース生地のチュニック。。。。(遠い目)


で、
二人でステーションに買い物に行ったらしい。

ユリウス、以前立ち寄ったことがあるブティックのショーウィンドウを覗き込んでいる。
「。。そんな高い服いらないからっ!」
メイシンが慌ててユリウスを引きずり戻す。(笑)
で、結局どこに行ったのかなぁ。。

どっかのお店で試着してる絵が降りてきた。(笑)
。。。やはりレースフリフリのかわいい系の服を持ってくるユリウス。。。(死)
「これにしとけw」
「ずぇっったい着ないっ!!」
「お前、コレ着て羽出したら完璧な天使だぞw」

。。。。。。。。。。。。いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ(←メイシンの心の叫び(笑))

なんか。。。。ユリウス、すげー嬉しそうなの。orz
金髪のメイシンを見ては内心ニコニコ。。。上機嫌。
彼はやっぱり、この姿が一番好きなんだね。。。

で。
結局どうなったのかと思ったら。。。
裾がヒラヒラ、ゆったり系の、白っぽいトップス。。一枚でも短いワンピースになりそうなのと、
短いパンツを買っていた模様。。。
やっぱりズボン系はいてないと落ち着かないらしい。(笑)

で、ユリウスが一緒にお会計に出そうとこっそり持ってきたものを、メイシンに見つかる。(笑)
「。。。なにそれ。そのフリフリ。着ないって言ったじゃん!」
「氣にするな」(爆)
「そんなの着て外歩けないからね、あたし!」
「いいんだ。寝るときに着てくれれば」

ぶちっ  ←あっ

。。。メイシンの鉄拳が、ユリウスのみぞおちにクリティカルヒットしました。。。。(爆)

ユリウスが悶絶してる間に、フリフリはあえなくご返却。。。。(笑)



まだ後日談がある。(爆)

その日の夜?
メイシンが寝る支度をしていると。。。彼女寝るときってキャミソール着てるみたいなんだけど。
ベッドにもぐりこもうとしたら、いきなり目の前にヒラヒラのものを差し出された。(爆)
キャミソール。。。なんだけど。。。。オーガンジーのレース生地でヒラヒラがいっぱい付いていて。。。
短い丈の裾がフリフリで。。。。オマケに全部透けてるんだけど。(死)

メイシン。完全に顔が引きつっている。
「。。。。ちょっと。。。。なんだよそれ。。。。。」
「ベビードールw」(死っ)
「。。。。。いつの間に。。。。」
「前からあった」(おいっ)

メイシン、絶句。( ̄▽ ̄;)

ベビードールを広げて見せながら、ユリウス、真顔でこう言った。
「着てくれ」
。。。。メイシン、ベッドの上でぐったり脱力。。。orz
「。。。。。。。も、どうでもいい。。。。。」
逆らう気力を削がれたらしい。。。。
ユリウス、更に追い討ちをかける。
「着せ替えてもいいか?」(爆)



。。。。。。誰かこのバカ止めてください。。。。orz



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【星紡夜話】6 輝散
2010/01/24 07:07

ツインコードを切られた事を感知して、
エウリーチェの夫は動揺を密かに胸で押しつぶしていた。
胸を鷲掴みにして堪える。
そんな思いで、闘将の傍にいる彼女を、遠くから見つめていた。


ツインコードと共に迷いを断ち切った彼女は、徐々に彼の波動に慣れていく。

男性性と女性性の極。
男性性の象徴のような彼と、女性性の塊のような彼女。
極と極は、互いに惹き合う。
無条件の引力が、二人の間に巻き起こった。

彼女は心底彼を愛した。

それは同時に、夫に相対できなくなることを意味していた。
彼に心を合わせるたびに、彼女は夫の愛情を感知できなくなっていった。

予想外の心の変化に、エウリーチェは戸惑った。
戸惑いつつも、引力には逆らえなかった。
やがて、ためらわずに彼と交われるようになっていった。

「ツインより俺を愛せるか」
愛せる、と言った。

彼と一体化して、
身も心も一つになった。
ほんの一瞬でも、彼を心底愛するということ。
彼女はそれを成し遂げた。

成し遂げた瞬間に、生まれ出たエネルギーを拾い上げて、形にした。
二人の魂を混ぜ合わせて生まれた、新しい命。
時間を必要としない世界で、それはすぐ形になった。

白金の髪。彼の瞳の色と、彼女の瞳の色を、左右に持つ赤子。
男性性と女性性を一体化して生まれた魂は、両性具有の天使。
まばゆく輝く新しい命を抱いて、
エウリーチェは安堵のため息をついた。

子供はすぐに、養い親へと預けられた。
ここでも彼女は、空虚ともいえる喪失感を覚えていた。
夫でないものと交わり、
生まれた子供から引き離され、
自分はまた、誰に知られることなく夫の元へ返される。

彼女が彼の元にいることは、誰にも知らされていなかった。

いつもそう。
誰に知られることなく。
辛い現実だけを押し付けられていくような虚無感。
それはずっと以前から、彼女の中にあった「闇」

私は光の中の闇だ。
強烈な光の中に生まれた陰影。
光の中で闇として生きる者。


あの子の成長を、
私は見届けることができない。

エウリーチェは自分の震える右手を見つめた。

この心は、この魂は、すでに矛盾を引き起こしている。
無条件に彼へと引き寄せられる、強烈な感情と、
夫の元へ帰らなければという思い。
そしてもう、帰れないという思い。

エウリーチェの心の中で、
彼への強烈な引力が夫への思慕を凌ぐ。
彼女の心は、すでに夫の愛情を感知できない。

私は夫を裏切ってしまった。

夫以外の男性を、ここまで愛したことなどなかった。
「裏切り」と呼べるほどに、彼女は彼に惹かれていた。
胸を引き裂くような後ろめたさを、震える手で抱え込む。

彼女は自分を妻のように愛してくれた男性を見上げた。

…私はこの人に愛されて安堵していた。

やがて、
エウリーチェの心は、混乱をきたしはじめた。
正気と狂気の狭間で、
誰にすがればいいのかも分からなくなっていった。

ツインコードはすでにない。
夫を裏切ってしまったという罪悪感と、
彼に引き込まれていく感情が、矛盾を起こして闇を呼んだ。

私が本当に愛していたのは、
この人だったのか、
それとも、
あの人だったのか。

私が愛していたのは、
私を愛してくれていたのは、
誰だったのか。

…私が愛していたのは。
愛していたのは……

その時、彼女の魂の記憶から浮上したのは、
目の前の人のものではない、懐かしく優しい笑顔だった。 

愛していたのだ、あの人を。
急激に蘇る感情が、彼女の心を罪の意識で染めていく。

あの笑顔の元に、帰ると誓ってここへ来た。
なのに。



私はもう、帰れない。

 

視界が暗転した。
手を伸ばす先さえ見えない、暗闇が目前に迫る。

「…エウリーチェ?」
彼が、彼女の異変に気付いた。
ぱっくりと口を開いた闇の中に、エウリーチェは吸い込まれるように倒れこむ。
「エウリュシエル!」
彼が彼女の手首を掴んで、闇から引き上げようとした瞬間、


彼女の身体は、光の欠片となって飛散した。





ごめんなさい。

あなたとの約束、守れなかった。


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過去が浮上してから
2010/01/23 01:40
「星紡夜話」の過去話が途中ですけども。
この過去の話が、下の私に降りてきてから、今までの出来事をざっとさらってみます。

これはまだブログには書いてなかったですね。
この「準星」のお話を書き終えた頃から、いろんなサインが来てたんですが、その頃に判明した事。
エウリーチェと上ジェレミー君は、別々に生まれた魂じゃなく、
元々、両性具有だった一つの魂から、男性性と女性性に分かれた存在。
いわゆる「タントリックツイン」と言れるものだったんですね。

一般的には、いろんな過去生で一緒だった人とご縁が深まって、ツインコードを結んでツインになるらしいですが。メイシンとユリウスがそうですね。
でもエウリーチェの場合は、上ジェレミー君と元々が一つの魂だったわけなので、
別の魂とツインになると、ものすごい違和感を覚えるんですよ。
。。。だから、「星紡夜話」に書いた奥さん達、あんなに拒絶して壊れていったんですね。。

その後も、あれよあれよとサインが来てました。
とんでもないサインでした。私にとっては。orz

ギリシャ神話の女神さまから、インドの神話の神様とか、日本神話の女神さまとか、ね。
。。。何故に全部神様。。。アホかい。と自分でも半ば呆れ気味。orz
それぞれに共通項があったんです。

豊穣、創造、出産、複数の男性と関係する。

。。。や、ちょっと待って。。。。orz
今生では全く身に覚えのない。。いや出産はしてますが(笑)、
一番引っかかってたのは、「複数の男性と」ってとこです。
。。。これ、何故か私のトラウマでした。下の私はそんな経験ゼロなのに、です。
でもエウリーチェの過去が、「星紡夜話」に書いてある通りだとしたら、
私が今まで抱えていたトラウマの全てが全部つじつま合うんですよ。

。。。こんな過去、私ひとりが経験したって言うのなら、ただの妄想とも受け取れるんですが、他にも同じような経験してる人に遭遇してしまったので。orz 
まぁあまり詳しく書くと重たいのでね。その辺は「星紡夜話」シリーズを読んでいただくとして。(爆)

。。それで、トドメに出てきたサインが何故か「聖母マリア」だったんですよね。(死)

この「マリア」サインは去年の11月から。。いまだに来ます。ことあるごとに来ます。orz
。。いや待て。一番最初にもらったマリアサインは。。。あれだ。( ̄▽ ̄;)
私がまだ上の人を知らなかった時期、初めて上ジェレミー君と繋がった時に、彼本人から、
「マリア。癒しと慈悲と勇気。道案内。ヒーリングの力」
という細切れメッセージをもらっていたんだよね。。。orz

複数の男性と関係する、なんてサインが来てる傍ら、「処女懐胎」したって言われてるマリアが何故くるのか、というのはですね。。。普通なら困惑でしょ?

でも私、実はすでに、答えらしきものを持っていた。(爆)

。。。それはまぁ。。そのうち。。「星紡夜話」シリーズに書きます。。はい。orz

でもこの、聖母マリアが懐胎した手順というか、そういうのを追っていく過程で浮上してきたのが、実は今書いてる最中の、「彼」とのお話。orz

例えば、どうしようもない現状を打開する為にカリスマ的存在が必要だとしましょうよ。
その人物にどうしても欲しい要素ってあるじゃないですか。
それが例の「闘将」の要素だったとする。そしたら、普通にツインと二人で作ればいいんだけど、
ツインが生み出せない状態だとしたら、誰かが変わりに産まなきゃいけないわけだ。

。。。今まで、ツインでない人と交わって作ってきたものって、正当なツイン同士が作ったものに比べたら、パワー的に見てどうなのかね?劣るのじゃないのかな?というのが私の個人的見解。
だって、心から一体化して交わった物のエネルギーの凄まじさに比べたら、だよ。八分目までしか交われなかったもの、とか、とりあえずエネルギーだけ混ぜて作ったもの、と比較にならない、と私は思うわけ。
だからエウリーチェは完全一体化を求められていたわけですね。

今私達の周りに溢れてる万物や動植物たちって、正当なツインが作った創造物だから安定している。
その後「ツイン交換」して作っていった魂たちが混乱とか分離を引き起こしている。。。と考えるとね。
ちょっと納得なわけです。

。。。いや、これも個人的見解なので押し付けるつもりはないですが。
見解は別として、エウリーチェが彼からツインと同等の一体化を求められていた、というのは、私に降りてきた情報とか感覚で感知したものなので、そこは曲げられない「事実」として受けて止めている。


で、今書いているエウリーチェの過去が浮上してからはですね。。。
「エウリーチェって、ツインでない人の子供産んでたんだ(@▽@;)」
ということにまず驚き。(笑)(しかもどうやら複数産んでるらしい。。お話には1人しか書かない予定ですが。orz)
ついで、産んだ子供に対する感情がまた洪水のように湧き出てきましてね。。。
まぁそれが毒のようなものだったので大変だったのですが。orz
それも人様の手を借りて、何とか吐き出して洗い流して。。
いや、これ、書かないとやってられない。感情が収まらない。という状態になり。
書くことで、エウリーチェの心が癒されればいいと思いつつ始めたのが、「星紡夜話」シリーズ。

書き始めるとまた、新しい事実が降りてきたり浮上したり。。。するんですけどね。(爆)
それをいちいち消化しつつ、なので、亀の歩みで書き進めておりますが。。。

とりあえず現時点では、「彼」と交わったことでロスト状態に陥った時のカルマを解放しました。
彼と和解して思ったのは、他の人とも話し合って、お互いに解放された方がいいんじゃないか。
と思い立ち。
エウリーチェは自分と関係のあった人を、ちょくちょく訪問し始めたんです。
同じ男性性でも、いろんな性質の人がいますよね。
比較的女性性に近い人もいれば、男性性が強い人もいる。
エウリーチェの場合、自分のツインである上ジェレミー君に性質の近い人は、比較的受け入れやすかったらしく、心の傷も浅めのよう。
けど、性質が反対の人だと。。受け入れられないともがいた分、傷が深いようで。
会っても泣いて帰るとかね。orz ありました。
でもまぁ。。時間がかかっても、癒されればいいかな、と思いますよ。


今だから思うんですけど。
「準星」のシリーズに書いた時点では、今書いてるような過去の話は、一切知らなかったんです、下の私は。
過去が判らないまま、エウリーチェが抱えてる負の感情だけが降りてきていた状態で、それをまず解消して、上ジェレミー君を信頼するまでに回復させたんですね。。
具体的な過去生を知る前に、上ジェレミー君の所に帰る作業をして、それから過去を見せたのは、そうしないとエウリーチェ、感情を処理し切れなくて帰れなくなるからだ。orz
。。。用意周到というか、よくよく見透かされてるというか。。。最初からそう計画してたの?というか。(笑)


とりあえず、エウリーチェの現状報告です。(笑)
彼女、下の私が把握してない部分が多々ありまして。
下の私が感知してる部分で言うと、
セレシア・マネーレに常駐?して、ゆったり過ごしているのが1人、
ステーションの天使エリアで、上ジェレミー君のお世話をしている「団地妻」(笑)が1人、
どこか次元の高い場所?にある施設で、小学校の先生らしきことをしていたり、白い服着て会議に出ていたりするのが1人。。
いるようです。(爆)
お仕事の部分は、一度夢ではっきりしたビジョンを見ただけで、普段は全然繋がりませんね。
ま、下の私が繋がっても邪魔になるだけかもしれませんが。orz
そして時々上のイベントにも参加したりしてます。
今のところはそんな感じかな?

。。。では引き続き、重たーいお話を頑張って切り抜けますので、よろしくお願いします。(笑)



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【星紡夜話】5 覚悟
2010/01/18 05:19
「夫よりも俺を愛せるか」

エウリーチェを私邸に迎えて、彼が最初に言った言葉だった。

……分からない。
と、彼女は答えた。

今までとは違う、新しい魂を生み出すためにしなければならない事は分かっている。
だがもうその時点で、罪の意識を垣間見ていた。

夫とは全く性質の違う者。
それと完全に一体となるなど、彼女は想像も出来なかった。
…きっとまた、最後には砕けるのだろう。
そうして何度も、死の瞬間を味わってきた。

虚ろにうつむく彼女を見て、彼は思案した。

産む前に壊れるのは困る。

彼はエウリーチェと交わる時、
彼女の様子を慎重に見ながら、
彼女に注ぎ込むエネルギー値を徐々に上げていった。
エウリーチェががそれに反応して、
彼を拒絶しそうになるとやめる。
しばらくはそれの繰り返しだった。
繰り返すことで、
彼女は随分彼のエネルギーに慣らされたようだった。

それでも彼女は、夫以上に彼を愛することなど出来ない。
そこを越えられなくて、何度も中断した。
 
彼女を壊してしまっては元も子もない。

彼が何故そこまで慎重だったのか。
そこまでしなくても、新たな魂は生み出せる。
だが今回は、出来る限り大きなエネルギーを得たい。
少し交わっただけのエネルギーでは強い力を持った魂は生まれない。
ツインと同じレベルで交じった時の魂を得たかった。
男性性と女性性が、1対1の割合で混ざり合う、
その時の爆発的なエネルギーが欲しかった。
それには、ツインを愛する以上に、彼女が彼を受け入れなければならない。

完璧さが求められていた。
彼と彼女が完全に一体化しなければならない。
そうしなければ生み出せない魂だった。

そうなると障害になるのが、彼女自身が引き起こす「矛盾」。
夫以外の者を受け入れたくないという思い。これをどう処理するのか。

彼はことあるごとに、エウリーチェと話をした。
これは大事な仕事だから。
どうしても完全に一体化しなければならないと。

それでもうつむく彼女に、彼は自身の心のうちを見せてくれた。
身を裂くような、深い悲しみと、切なる思い。
本来のツインよりも、彼を愛していると言えるか。
そこを越えられなくて、砕けて消えてしまった女性がすでにいた事を告げた。

これは最後のチャンスなのだ。
エウリーチェが壊れてしまったら、他に産める人がいなくなる。 
もう後がないのだ。


君は出来るか。
ツインより俺を愛せるか。


そう言われて、エウリーチェは決意した。
彼が心のうちを見せてくれた、
それが彼女の心を動かした。

彼女は胸から伸びるコードを手に取った。
これまで、彼女の心をぎりぎりの所で支えてくれた、夫との繋がり。
決して、離れるつもりはなかった。
けれど、この「仕事」をやり遂げる為に、自分の心に一つの決意を促す為に、
ここを越えなければ。


震える手で持つ、小さな刀の刃を当てて、
エウリーチェは、夫とのツインコードを切り落とした。 



……ごめんなさい。あなた。

愛しているから。ずっと。






【みなもの光】9〜光の深淵・1〜
【みなもの光】10〜光の深淵・2〜

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ちょっと修正します。
2010/01/16 03:28
「星紡夜話」のシリーズ、5話までアップしていたのですが。
ここにきて、時系列に間違いがあったようなので、
ちょっとお話の順番を変えさせていただきます。

4話にアップしていた「美星〜メイシン〜」のお話を、一度非公開にしまして、
また適切な時期に、アップし直します。
頂いたコメントはそのまま残っていますので、
また公開したときにそのままアップされます。
ご迷惑おかけしてすみません。

。。。これね〜。アップする時相当悩んだんですよ。
ここに入れていいのかどうかって。
悩む時はアップするもんじゃないですな。(笑)

そういうわけで、まずはエウリーチェのお話を最後まで書き終えてから、
いずれメイシンの出番が来るということで。(笑)

次のお話、ぼちぼち書いています。
骨は大体出来てるので、後は肉付けって感じかな。

そんな感じで、引き続き読んでいただけると嬉しいです。




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【星紡夜話】4 護りたいもの
2010/01/10 06:51

光の軍勢を率いる、輝かしい存在。
光の側でも、闇の側でも、彼の名を知らない者はない。

天の軍勢を率いる「闘将」として常に先頭に立ち、
その統率力と求心力で光の者を惹きつけて来た。

その一方で、
表に出すことの叶わない、密な懸案をも処理し続けてきた。

彼は仕事が一段落すると、とある場所へと足を運んだ。
彼の職場から続く、長い長いポータルがある。
花の茎のようなその道を真っ直ぐに上がって、彼は「花」に辿り着いた。

そこは小さな空間。
中心に建物が一つある。
その周りを囲む、白い外壁に、眩い光のような水が滝のように流れる、静かな空間。
整えられた美しい花園を抜けて、彼は建物の中に入る。

彼が訪れた部屋の中央には、繭のような形の回復槽がいくつも並んでいた。
そのうちの一つに、彼は手をかける。
回復槽の蓋を開けると、現れたのは金髪の少女だった。

彼は少女に、そっと口づける。
少女の両手を握って、エネルギーを流し始めた。
根源から光を降ろし、滝のようにエネルギーが少女の体を流れ始めると、
彼女は静かに目を開いた。

目覚めたのを見て、彼は優しく微笑んだ。
「おはよう。アリスレイア」

少女は彼の妻だった。

彼女も、何度も「分離」の経験をしては、魂を砕き、命を落とすことを繰り返していた。
砕け散った魂は一度死に、
再生され、回復槽に入れられて、再び生を得る。

彼女の体は、他の男性と交わるという「分離」の経験に拒否反応を示し、
そのような対象に見られたくない思いを反映してか、
幼い姿に変容していた。

そのようにしても、彼女には分離の「仕事」がやってくる。

だがロストさせるわけにはいかなかった。

他の妻達と同じように、他の夫の元で「分離」を繰り返す一方で、
彼女にはもう一つの役目があった。

分離で生まれた世界が終末を迎える瞬間を、
彼女は何度も何度も包み込んできた。

星が砕け散る瞬間にそれを包み込んで、壁になる。
嵐のような衝撃が、それ以上広がらないように。
少しでも多くのものが傷つかないように働く、最後の防御壁。

それが「彼女」の仕事だった。

彼女の魂がどんなに崩れようと、
不安定な積み木のように積み上げられ、一つ抜けば崩れ落ちるような魂になろうとも、
彼女にしか出来ないその役割の為に、彼女を失うことは出来なかった。

光の中で、誰にも知られない「妻」という存在。
その中で、誰よりも重要な役目を担い続ける。

アリスレイアの魂は、「分離」と「盾」という二つの役割を担うことで、すでに不安定になっていた。


しかし、
これから必要なのは分離ではなく、光を放つ強力な魂。
均衡を失って増え続ける闇を打ち払う、光り輝く存在。
それは正しく夫である、彼との間で生み出せば良いはずだった。

だが、アリスレイアにはその魂を生み出すだけの力が、すでに残されていなかった。
彼女は回復槽の中で、眠り続ける日々が続いていた。

仕事の合間に、彼がこうして会いに来てくれる短い時間が、唯一の安らぎ。
彼は他愛もない話をしながら、常にエネルギーを彼女に送り続けた。
楽しそうに話していた少女は、しかしやがて眠たそうに目を閉じ、
再びぱったりと、長い眠りに付いた。
長い時間起きていられるだけの力すら、彼女には残されていなかった。

彼は小さな妻の体を、回復槽に寝かせて、心に呟く。

また仕事が終わったら、必ず会いに来るよ。


眠る彼女の心に、寂しさが湧きあがるのを感知しながら、
彼は回復槽の扉を、静かに閉じた。




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